国内外で活躍する建築家・田根(たね)剛さんの個展「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future-Image & Imagination(アーキオロジー オブ ザ フューチャー イメージ アンド イマジネーション)」が1月19日から、三菱地所アルティアム(福岡市中央区天神1)で開催されている。
田根さんは、東京生まれでフランス・パリを拠点に活動する建築家。2006年にドレル・ゴットメ・田根(DGT.)として「エストニア国立博物館」の国際設計競技で勝利し、2016年秋に同プロジェクトが完工を迎えたほか、2012年に行われた新国立競技場基本構想国際デザイン競技(ザハ・ハディド案選出時)に参加し、「古墳スタジアム」で11人のファイナリストに選ばれた。そのほか2016年のフランス国外建築賞グランプリなど受賞歴を持つ。
同展では「エストニア国立博物館」や「新国立競技場案 古墳スタジアム」をはじめ、現在進行中のプロジェクトを紹介する。田根さんのプロジェクトは、場所の記憶から未来を発想する「Archaeological Research(考古学的リサーチ)」の手法を取るという。田根さんの思考と考察のプロセスを300点以上の資料や模型、映像などで紹介する。西日本では初開催。
開催時間は10時~20時(2月19日・20日は休館)。入場料は、一般=400円、学生=300円、高校生以下無料。3月10日まで。