美術展「大浮世絵展-歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」が1月28日、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)で始まった。
同展は、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人の人気浮世絵師フォーカスし、国内のほか欧米の美術館、博物館、個人コレクションなどから収集。浮世絵は、保存状況により作品状態に大きな差が出ると言われており、同展では「国際浮世絵学会」の監修の下、特に状態の良い作品を集めた。
歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画、国芳は勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画といった、各絵師が得意としたテーマで精選した作品約300点を、会期中は展示替えを行い、常時約150点を展示。東洲斎写楽の「3代目大谷鬼次の江戸兵衛」、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(2月24日まで)、歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(2月24日まで)などを展示する。
同館2階「レストラン プルヌス」では、会期中限定でコラボメニューを提供。いり酒やみそ漬け豆腐など、江戸の味をイメージしたコース「大浮世絵展スペシャルコース」(3,000円、税別)を提供する。
開催時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで)。月曜休館(2月24日は開館、25日は休館)観覧料は、一般(18歳以上)=1,500円、高校生=800円、小・中学生500円。3月22日まで。
※福岡市美術館は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2月27日~3月20日まで臨時休館となりました。これに伴い、上記美術展は休止となります。(2月26日発表)