高速バスで輸送し特産品を販売する「バスあいのりマルシェ」が9月2日、ソラリアステージ(福岡市中央区天神2)2階駅コンコース TOIRO BOXで始まった。
西日本鉄道(博多区博多駅前3)とアップクオリティ(東京都新宿区)が、高速バスの空きスペースを活用し、九州各地の特産品を天神・博多に運び販売する貨客混載・産直販売の取り組みを開始。アップクオリティが農水産物などの特産品の選定・仕入れを行い、西鉄グループの高速バス路線で、高速バスの貨客混載で特産品の輸送を行った後、「バスあいのりマルシェ」と題したマルシェを開催し販売する。
販売場所は西鉄グループの商業施設イベントスペースやバスターミナルなどで、西鉄グループが運営する飲食店では、特産品を活用した特別メニューを提供する。
第1弾は、宮崎交通(宮崎市)の協力で、福岡と宮崎を結ぶ高速バスを活用して、宮崎の特産品を運び、天神でマルシェを開催する。輸送頻度は1日2便。マルシェでは宮崎県産の朝採れたばかりのオクラやキュウリ、シイタケなどの農産品や、朝締めのアユなどの水産品、加工品など計44品目の販売を予定する。
両社は同取り組みを通して、九州島内の生産地において販路拡大・輸送コストの低減を図り、九州の1次産業の活性化に寄与し、生産地の売り上げ増に寄与したいとする。将来的には、東京や名古屋などの本州都市圏への展開を目指す。
今月9日まで。10日~15日には西鉄天神高速バスターミナル(天神2)で開く。