九産大×産学官連携の活動成果展「九産大プロデュース展 2021」が2月18日から、天神イムズ(福岡市中央区天神1)地下2階イムズプラザで開催されている。
九州産業大学の芸術学部を中心に、学生たちが地域産業振興のために地元企業や自治体などと連携して取り組んだプロジェクトについて紹介する。同大「KSUプロジェクト型教育」の一環。活動は2007年に「博多織プロモーション」として始まり今年14年目、イムズに会場を移してからは10年目を迎える。2020年度は、新型コロナウイルスによる影響で、予定していたプロジェクトができなかったが、同大プロデュースチームでは、これまでお世話になったイムズが8月末で閉館となる年に、プロジェクト活動の経緯を振り返り感謝の意に代えたいとし、今回は2007(平成19)年以降のプロジェクト活動の内容や成果をパネル形式で展示する。
博多独楽、博多張子、博多曲物など「博多伝統職の会」と連携して実施したプロジェクトと成果物の「博多伝統職の会デザイン支援プロジェクト」(2016年~2019年)や、介護・福祉ロボット開発の「ヒューマンロボティクス研究センタープロジェクト」(2008年~2018年)、「ムーンスター」(久留米市)と連携して取り組んだシューズデザイン「ムーンスタープロジェクト」(2006年~2017年)など、同大生の学びと展示会の変遷を、プロジェクトごとにまとめたパネルで紹介する。
会場では本年度の成果物として、芸術学部と人間科学部が開発した幼児向けフェースガードなどの感染防止用品をはじめ、「博多伝統職の会」と協業した博多曲物の弁当箱や写真立てなどの雑貨のほか、過去のプロジェクト作品として、芸術学部と理工学部が連携した「ロボティック・トイ」(2012年度~)や、「ムーンスター」と連携開発した靴(2006年度~)なども展示する。
開催時間は10時~20時。入場無料。今月28日まで。