福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)で企画展「シンガポール・スタイル1850-1950 プラナカン・ファッション100年の旅 リー・コレクションとクスマ・コレクションより」が1月19日に始まる。
上衣 1920-1930年代、腰衣 19世紀後期-20世紀初期
アジア染織コレクターの故リー・キップリー夫妻から寄贈された東南アジア衣装のコレクションや、インドネシア染織コレクターの故エイコ・アドナン・クスマさんから寄贈された「バティック」の中から、染織・プラナカン文化研究家のピーター・リーさん監修の下、コーディネートしたろうけつ染めの布地「バティック」や「バジュパンジャン」と呼ばれる長い上着などを展示する。「プラナカン」は、中国から東南アジアに渡り、現地の女性と結婚して定住した移民の子孫を指し、同展では約100年にわたるプラナカン女性のファッションの変遷をたどる。
1月22日には、岩永悦子館長による特別講座「シンガポール・スタイル-コーデの極意」を開催する(14時~15時30分、定員180人、先着順、聴講無料、福岡市美術館ミュージアムホール)。
開催時間は9時30分~17時30分(入館は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=200円、高・大学生=150円、中学生以下無料。3月27日まで。