「豊福知徳寄贈記念展 光の探求」が1月22日から、福岡県立美術館(福岡市中央区天神5)4階展示室で開かれている。
彫刻家、豊福知徳さんは1925(大正14)年、福岡県久留米市生まれ。1960(昭和35)年から43年間にわたってミラノを拠点に活動し、1964(昭和39)年のカーネギー国際美術展でウィリアム・フリュー記念賞を受賞するなど、国際的に活躍した芸術家として知られる。1993(平成5)年には紫綬褒章を受章。2019年5月94歳で亡くなった。
遺族などにより、晩年の作品113点が同館に寄贈されたこと記念し開催する同展。寄贈作品を中心に、同館所蔵品の中から選んだ作品も含め合計約50点を展示する。公立の美術館では25年ぶりの個展で、初期から晩年にかけての作品と残された資料から、豊福さんの足跡をたどり、紹介する。
開催時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=500円、高大生=200円、小中生=100円。3月13日まで。