農業機械メーカー「オーレック」(福岡県広川町)のブランド発信拠点「OREC green lab(オーレック グリーン ラボ) 福岡」(福岡市中央区赤坂1)が10月25日から、オープン3周年を記念したイベントを開催する。
「OREC green lab 福岡」は、農や食をテーマにしたカフェや図書、イベントスペースを設ける施設で、2019年10月31日にオープンした。3周年イベントは「米」をテーマに、地元企業7店舗の米由来の商品21種類を販売する。同施設では「お米ラテ」に同社の水田除草機を使い育てた農薬不使用米を使っており、創業当初から米や生産者とのゆかりがある。新型コロナウイルス感染症の影響で、外食を中心に米の消費が減少していることを受け、米農家を支えたいという思いから、3周年イベントのテーマを「米」にしたという。
出店舗と商品ラインアップは、「米粉菓子屋Sanji」(朝倉市)の米粉クッキー「お花クッキー」(イートイン=560円、テイクアウト=550円)、「PON Q PON(ポンキュッポン)」(博多区大博町)の熊本県産の米粉を使った「グルテンフリー食パン」(0.5斤、イートイン=550円、テイクアウト=540円)、「久保農園」(筑後市)の「無農薬白米(新米)」(1キロ=771円)などがそろう。
10月29日は、オリジナルドリンク「お米ラテ」で使う米を使ってこうじ作りの基礎を学ぶワークショップ「塩こうじ&醤油(しょうゆ)こうじづくりの基礎」を開催する。ワークショップは10時~12時、13時~15時の2部制で、定員は各回6人。参加費は2,500円。
そのほか期間中、規格外の梨や柿、ミカンの果物詰め放題を行う。店内で商品を購入した場合は無料で、購入していない場合は300円で参加できる(1人1回、数に限りあり)。
同社経営戦略部・事業開発グループの佐々木竜哉さんは「コロナ禍や生活様式の変化で、食の選択肢は多いと思う。その中でも、今回は日本食に欠かせない『米』を推すイベントとして開催するので、いろいろな形に姿を変えた米を楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は9時~18時。今月29日まで。