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岩田屋本店の書店「文喫」が一部リニューアル 常設の企画展実施など

リニューアルした無料エリアの様子

リニューアルした無料エリアの様子

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 岩田屋本店(福岡市中央区天神2)本館7階の書店「文喫 福岡天神」が9月30日、店舗の一部をリニューアルした。

「本の百貨店」会場の様子

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 「文喫」は「日本出版販売」(東京都千代田区)と「ひらく」(千代田区)が運営する、「本と出会うための本屋。」をコンセプトにした入場料を設ける書店。2018(平成30)年12月に東京・六本木にオープンし、福岡天神店は2021年3月にオープンした。

 今回、コンセプトである「本との出会い」をより追求するため、施設の一部リニューアルに踏み切った。本と出会うきっかけづくりの場所として、無料エリアを企画に特化した空間へリニューアルし、「体験型本屋」として展開していくという。

 リニューアルした無料エリアでは、企画展の常設開催を実施する。同店オリジナル企画をはじめ、今後は六本木店との共同企画(巡回展)なども予定し、本と出会うきっかけづくりの場所にするという。設計面では、無料エリアに可動式の平台を設置し、企画ごとにレイアウト変更がしやすい設計にした。これまで設置していた本棚を無くし、有料エリアの様子が見えやすくするなど、空間デザインも変更した。

 現在、リニューアル後の第1回企画展として「本の百貨店」を開催している。岩田屋本店各階で取り扱う商品をイメージした書籍の販売や、百貨店をイメージした菓子や雑貨と絵本のコーナーなど、本と雑貨の取り合わせを提案する。そのほか、「百貨店といえば贈答品」というイメージから、送る相手を想定して文喫スタッフが選書した本をオリジナルの包装紙で包み、「どんな本かはおたのしみ」とする本の贈答品「文喫私選」の販売や、同企画展のイラストを担当したイラストレーター・福田利之さんがデザイナーを務める布プロダクトブランド「十布」の商品展示販売も行う。

 店長の佐藤弘庸さんは「店内はテーマに沿って選書した担当お薦めの本を展示し、企画展やコラボイベントも実施しているので、来店してもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は10時~20時。有料エリアの入場料は、平日=1,650円、土曜・日曜・祝日=1,980円。小・中学生は全日=550円、未就学児無料。企画展は10月31日まで。

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