全館に現代アートを展開するイベントが現在、大丸福岡天神店(福岡市中央区天神1)で開催されている。
「ART@FUKUOKA(アートアットフクオカ)」と題して同店が開催するアートイベントは、2021年10月に始まり今回で4回目。現代アートをいろいろな視点から楽しんでもらいたいと、館内でアート作品を展示販売し、イベントも行っている。大丸福岡天神店広報担当の立石幸菜さんは「福岡・九州で活躍するアーティストの活動を発信し、地元を盛り上げたい。現代アートを身近に気軽に楽しんでもらいたい」と話す。
東館3階トピックステージでは福岡市の3つの福祉施設が「障がい者アート作品展」を開催している。
本館6階イベントスペースでは17日から、熊本県在住の画家・荒木健二さんの作品約30点を展示販売する「アラキケンジ展」を開催。同階トピックステージでは、シルクスクリーン印刷で描いたイラストに刺しゅうを施す刺しゅう絵画を制作する山口県出身の土谷寛子さんの「刺繍(ししゅう)イラストレーション展」と福岡県出身の刺しゅう作家・渋田なおこさんが手がける手刺しゅうブランド「naconico」のアクセサリー販売をする。
4月20日・21日には11時から19時にかけて、パサージュ広場で「パサージュアートストリート」を展開。1日当たり7、8人の福岡・九州で活動するアーティストがライブペイントを行うほかオブジェを展示したりグッズを販売したり、オリジナルTシャツを作ってもらうワークショップを開いたりする。来場客に花形の紙へ「元気にしたいもの」を書いてもらい、木の幹の絵に貼ってもらって作品を作る「ブロッサムアート」も設置する。
東館3階イベントスペースでは、呉服町のアートギャラリー「JTL ART GALLERY」による作品を展示販売する。
開催時間は10時~20時。今月23日まで。