東京建物(本社=東京都)は12月25日、薬院の温泉施設「しろやまの湯」(福岡市中央区薬院1)跡にオフィス主体の複合施設を開発すると発表した。ビルは敷地面積=4,407.85平方メートル、地上14階建て。
同社は11月に「グルメシティ渕上店跡地」(博多区祇園)での開発計画も発表、今回のプロジェクトも同時に作業を進めるという。両プロジェクトは2007年に着工し、2009年に竣工予定。
同地は天神に隣接し、薬院駅にも近い「オフィス・商業立地として恵まれた条件にある」(同社)ことから、1階のみを店舗に、2階以上はオフィスにするという。今後は、不動産の証券化を活用して事業を推進していく。
「しろやまの湯」は2002年に開業、都心にありながら木々や滝がある温泉施設として多くの人に親しまれていた。施設は2006年12月25日を持って約4年間の営業を終了する。