福岡市は、市民の防災意識の向上と防災アプリ「ツナガル+(プラス)」の普及促進を目的とした新たな取り組みとして、2025年3月1日(土)より「#福岡市ツナガルプロジェクト」を開始。市民のみなさまが防災について考え、身近な問題として捉えるきっかけを提供することを目指し、福岡市内のさまざまなメディアで広告展開を行ってまいりました。
■「#福岡市ツナガルプロジェクト」について
2005年3月20日、マグニチュード7.0の福岡県西方沖地震が発生。玄界灘を震源とするこの地震によって、約140棟の住宅が全壊、約1,200人が負傷し、1人の尊い命が奪われました。以来、福岡市ではこの日を「市民防災の日」と定め、市民のみなさまへ向け広報活動や講演会などの啓発事業を実施してまいりました。
この地震発生から20年という大きな節目を迎えた2025年3月20日。福岡市では、市民のみなさまに防災意識を持っていただくきっかけを創出するため、「#福岡市ツナガルプロジェクト」を実施いたしました。このプロジェクトは、計20種の広告からそれぞれ赤色の1文字を抜き出し並べ替えると「ふくおかけんせいほうおきじしんから20年」というメッセージが完成する企画でした。
本日3月20日(木)、最後の教訓(3/20の教訓)として、西日本新聞・読売新聞・朝日新聞・毎日新聞の4紙朝刊にて新聞広告を掲載いたしました。
過去の地震から得られる大きな教訓の一つは、「災害はいつ起こるか分からない」ということ。
そしてそんな災害に備えるためには、「ツナガル」ことが大切です。日常生活から小さな防災意識を持ったり、いざという時に「ツナガル」手段を確保したり、そういった小さなピースが避難時の正しい行動に繋がっていきます。
今日は市民防災の日。身近な方と「もしもの時」の行動について話をしてみませんか。
X(旧Twitter)では、ハッシュタグ「#福岡市ツナガルプロジェクト」で防災に関する投稿もお待ちしております!
■福岡市の防災アプリ「ツナガル+」について
福岡市の防災アプリ「ツナガル+」は、災害時の避難行動や避難生活を支援することに特化した機能を備え、どなたでも無料でダウンロード可能なスマートフォンアプリです。
近くの避難所の位置や設備を一覧・地図で表示するほか、避難所へのルートを確認できます。
さらに、大規模災害時には、市との情報共有も可能です。
基本的な機能はアカウント登録不要でご利用可能ですので、この機会にぜひダウンロードください!
(1)近くの避難所を表示 一覧や地図上で近くの避難所を確認できます。
(2)各避難所の設備の表示 各避難時に備わっている設備などの情報を確認できます。
(3)避難所へのルート案内 現在地から避難所までの道のりを確認できます。
(4)危険度表示 ハザード情報を簡単に確認できます。
大規模災害が発生した場合、アプリが自動的に災害時モードに切り替わると同時に通知が配信されます。災害時モードでは、平常時から利用できる機能に加え、次の機能が利用できるようになります。
(1)避難所の電子掲示板として情報共有
通勤や通学などで避難所を不在にしていても、アプリ上で情報を入手できます。
(2)市からの支援情報を入手
在宅でも、アプリを通じて市からの物資支援の情報などを入手できます。
(3)指定外の避難所から市への情報発信
やむを得ない理由で指定避難所に入れず、公園や駐車場などに避難した場合でも、アプリ内で
指定外避難所を作成し、福岡市に避難場所や被災状況を発信することができます。
アプリについて、福岡市のホームページもぜひご覧ください。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/t_bousai/tsunagaru_plus.html
▼iPhoneの方はこちらから無料ダウンロード
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%AB/id1347049673
▼Androidの方はこちらから無料ダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fujitsu.tsunagaru&pli=1
また、福岡市のホームページでは総合ハザードマップをはじめ、避難生活のハンドブック、女性の視点を活かした防災ミニブックなどさまざまな資料を公開しています。いざという時に備え、この機会にぜひご確認ください。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/index.html
防災は一人ひとりの小さな意識と行動から始まります。
「#福岡市ツナガルプロジェクト」をきっかけに、市民のみなさまが「もしも」に備える意識を持ち、
いざという時に正しい避難行動をとれる方が一人でも増えるよう、今後も情報を発信してまいります。