東京で話題の劇団「イキウメ」、7月に西鉄ホールで初福岡公演

劇団「イキウメ」作・演出の前川知大さん。「髪が薄くなってきた気がして…」と10年前からスキンヘッドにしていると明かし、会場の笑いを誘う場面も

劇団「イキウメ」作・演出の前川知大さん。「髪が薄くなってきた気がして…」と10年前からスキンヘッドにしていると明かし、会場の笑いを誘う場面も

  • 0

  •  

 7月に西鉄ホール(福岡市中央区天神2)で初の福岡公演を控える劇団「イキウメ」の作・演出を手がける前川知大さんが4月21日、会見を行った。

[広告]

 同劇団は2003年に旗揚げ。東京を中心に年2回の公演を行い、「SFオカルト」な作風と評されることが多いことで知られる若手の劇団。前川さんは、俳優の佐々木蔵之介さんが立ち上げた演劇ユニット「Team申」の作品「抜け穴の会議室」の作・演出など、外部公演の作品提供も多い。「イキウメ」というネーミングは、「生きたまま彼岸を覗く」を意味し、前川さんがホラー作品を作りたいと劇団を立ち上げた経緯に由来するという。

 公演日は7月12日・13日で、タイトルは「表と裏と、その向こう」。受験間近の少年と父の再婚相手。「父」という存在でかろうじて、つながっていた2人は父の死をきっかけに、数奇な運命を辿ることになる。金銭的に貧しくなり、大学入学をあきらめかけた少年はある事情で大学への進学が決まる。少年は大学で出会った少女と、ひょんなことから生きられる残りの「時間」の切り売りにハマっていく…。前川さんが日常で感じたことや、こうなれば面白いのにという発想を元に「生と死」に結び付けて描いたという。

 前川さんは「哲学的に難しく考えるのではなくて、世の中をこんな風に見れば面白いんじゃない?というレベルで気軽に見てほしい。作品を見た後で世の中がちょっと変わって見えたらいいなと思う」という。

 チケット料金は、前売り=3,500円、当日=3,800円。5月17日から、同ホールホームページなどで販売。

京都の劇団「ヨーロッパ企画」、天神イムズで結成10周年公演へ(天神経済新聞)「福岡演劇フェス」参加作品発表-温水洋一さんら出演の芝居も(天神経済新聞)恋人ナシ・30代後半女性が主役のコメディー「クラブ・オブ・アリス」、公演迫る(天神経済新聞)イキウメ西鉄ホール

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース