ドンク(兵庫県神戸市)は10月29日、岩田屋本店(福岡市中央区天神2)本館2階にベーカリーショップ「マリー・カトリーヌ」をオープンした。
同業態では現在、全国に8店舗を展開しているが、9号店目となる同店からコンセプトを一新。企画から製造・販売まですべて女性が中心となって手がける「女性のために女性が作る、女性視点のショップ」(同ブランドマネージャーの四分一治さん)にしたという。
同社は、従業員に女性が多く、約3年前より女性従業員が仕事に関する悩みなどを相談できる窓口を社内に設けるなど、女性が働きやすい職場を目指した活動を行なっていることや、女性客が多い点などから同コンセプトのアイデアが生まれたという。製造に使用する機械も、比較的軽量なものをそろえるなど環境面でも女性向けに工夫した。
店頭には、ひとり暮らしの20~40代をコアターゲットに据え、1人用の食べ切りサイズの商品や栄養バランスを考えた朝食向けの野菜入り「マリーの食事パン」(4種、各441円)など、女性向けメニュー約100種類が並ぶ。客単価は約700円。
同社営業本部ブランド管理担当の丸山さよ子さんは「商品を提供するだけでなく、食生活を気にする女性を応援する意味で、パンに合う夕食の料理レシピを配布するなど、さまざまな提案をしていきたい」と話す。
営業時間は10時~20時。