アリの巣、木の樹皮の音…天神で環境音を聞くサウンドアート展

「Paphio in My Life」(2007)Mamoru Fujieda + Yuji Dogane

「Paphio in My Life」(2007)Mamoru Fujieda + Yuji Dogane

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 イムズ(福岡市中央区天神1)8階の三菱地所アルティアムで2月21日、企画展「Mind in Sound生態系を聴取する-環境にむかうサウンド・アート」が始まる。

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 同展は、「風の音、水の流れる音、鳥のさえずり…と身の回りは音であふれているが、知覚の領域を超えた音がある。さまざまな環境保護へのアプローチが見られる今、新たな環境とのコミュニケーションの形をサウンドアーティストたちの実践を通して紹介したい」(同ギャラリー広報担当の北村さん)と企画された。

 約50鉢のランを並べ、ランが発する生体電位変化を聴取可能な響きへと転化させた藤枝守さんと銅金裕司さんの作品「Paphio in My Life」、弦に風が当たって生まれる渦が弦と共振することで音が鳴る楽器「エオリアン・ハープ・リザウンディング」、アリの巣の奥、木の樹皮の中などの音を録音しているサウンドアーティスト、デヴィッド・ダンさんのオーディオ作品など計5点を展示する。

 北村さんは「会場で体感して、これまで聴いたことのない音の存在に気付くことで、もっと周りの環境がいとおしく感じられるのでは。環境に対する新たな視野を開くきっかけになれば」と話している。

 営業時間は10時~20時。入場料は、一般=400円(前売り=300円)、学生=300円(同=200円)、高校生以下無料。3月10日まで。

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