大丸・福岡天神店（福岡市中央区天神1）の今年3月以降の絵画の売り上げが、昨年に比べ大幅に伸びている。

　同店では、絵画の売り上げが今年3月～7月、前年20％増と好調に推移。7月7日～13日に行った「水木しげる版画展」ではNHK朝の連続テレビ小説の人気も後押しし、来場者も増え、売り上げは800万円、前年比2.5倍を記録したという。

　「平均すると、10～20万円前後の作品がよく売れている」と美術工芸担当の江口博敏さん。「財布のひもが多少緩んでいる傾向で買い物の意識が確実に変化している。まだ不景気とはいうが、絵画を楽しむ余裕が出てきたようだ」。

　同店8階では8月11日より、国内外の作家約400人の作品約600点を集めた「大絵画売りつくし市」を開催。期間中の売り上げは前年比20％増を見込む。

　営業時間は10時～20時。今月16日まで。