福岡市動植物園（福岡市中央区南公園）で8月2日、「夜の動植物園」が開園する。

　夜行性動物の様子や夜のみ咲く花の観察などを楽しんでほしいと、夏休み期間中の8月の毎週土曜日に実施する同企画。動物園では昨年秋に完成した「アジア熱帯の渓谷エリア」が初めて夜に公開されるほか、非公開のカンガルー舎では赤外線カメラを配置し、夜間の生態を動物科学館で配信する初企画も予定。飼育員によるガイドも行う。植物園では園路に500個の灯明を設置するほか、8月23日には植物園入り口広場で博多工業高校音楽部によるコンサートを予定する。

　「動物もお客さまも快適な夜の動植物園。夕涼みを兼ねて来ていただければ」と企画運営担当の濱田洋輔さん。

　開園時間は18時～21時。開催日は8月2日・9日・16日・23日・30日。17時50分より、地下鉄七隈線桜坂駅から動物の鳴き声などを車内放送に盛り込んだ無料送迎バス「ZOOバス」を運行する。入園料は、大人＝400円、高校生＝200円、中学生以下無料。