福岡市動物園(福岡市中央区南公園)は7月18日、アメリカから来園した雌のキリンの一般公開を始めた。
アメリカ生まれのアミメキリンで年は2歳、体長は約3メートル。11歳・雄のキーボーの「お嫁さん」として6月28日に来園した。公開初日には、高島宗一郎福岡市長ときりん保育園(城南区)の園児らが参加しての歓迎会を実施。園児らが雌キリンに向けて歓迎の歌を披露するなど一般公開の開始を祝った。
来園当日に雌キリンとキーボーは寝室で初めて対面。「(2頭とも)非常に落ち着いた様子で、柵越しに匂いを嗅ぎ合ったり、顔を合わせたりしていた」とキーボーの飼育を約9年間担当しているという飼育員の河野美和さん。雌キリンも「食欲もあり、新しい環境に順調になじんでいる様子」という。
「雌キリンの来園でキーボーが少し男らしく見えてきたかも」とほほ笑む河野さん。雌キリンの成長を1~2年待った後には2頭の間の柵を外して飼育する予定といい、「相性も良さそうで、数年後にはかわいい赤ちゃんも、もしかしたら」と期待を寄せる。
雌キリンの公開は9時~13時限定(雨天時は非公開)。開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は、大人=400円、高校生=200円、中学生以下無料。