ビジターズ・インダストリー推進協議会は10月2日より6日までの5日間、「福岡の朝・魅力向上計画2006」と題して「朝カフェ」や「朝の魅力向上プロモーション」などを実施する。

　同計画は「朝」をキーワードに天神の都市観光の推進、集客交流の促進を目的とするもので、「朝カフェ」は天神の各所にカフェスペースを設け、明太子やおきゅうとなど「福岡の朝ごはん」を食べてもらうことで食文化の地域ブランド向上を図るとともに、天神で働くビジネスマン・OLらが朝をゆっくり過ごすことで「天神の朝」に魅力を持たせるのが狙い。

　期間中、「朝の声掛け運動」や「天神朝マップ配布」なども行う。計画について同協議会関係者は、「通勤ラッシュ、慌しい、忙しいなど朝に対するマイナスイメージが緩和され、ゆとりある交流空間ができるだけでも大きな魅力向上につながるのでは」と話している。

　実施に先駆け9月26日には昨年の「朝カフェ」活動内容の報告や、橋爪紳也大阪市立大学大学院教授による｢集まる都市のしかけづくり｣と題した講演会など、「集客」をテーマにしたフォーラムを開催する。参加は事前の申し込みが必要。