博多一風堂、ニューヨークに米国1号店-麺を短くする工夫も

「博多一風堂」NY店概要を説明する、力の源カンパニー・河原成美社長(写真右)

「博多一風堂」NY店概要を説明する、力の源カンパニー・河原成美社長(写真右)

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 力の源カンパニー(福岡市中央区薬院1)は4月2日、ニューヨーク・マンハッタン、イーストビレッジにオープンした博多一風堂「IPPUDO NY」(Fourth Avenue, New York 10003)出店の概要を発表した。

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 同社は、「日本のソウルフード『ラーメン』を寿司と並ぶ日本食文化にしたい」(同社の河原成美社長)と2000年よりニューヨークへの出店を計画。2001年のニューヨークテロ事件により、一時凍結するものの、2005年に進出計画が再び本格化。8年の歳月をかけて今回のオープンにこぎ着けた。同社単独での海外進出は初。

 店舗面積は約100坪。ゆっくり食事を楽しむアメリカ人のスタイルに合わせて、テーブル席をゆったり配置し、カウンター席は6席と少なく計82席を設けた。店内内装は、壁に博多塀を埋め込んでいるほか、同社の全社員の名前を平仮名でデコレーションするなどのこだわりを見せている。

 メニューは、「赤丸かさね味」(13ドル)、「白丸元味」(13ドル)、大名で創業152年の醤油醸造所「ジョーキュウ」に発注した同店オリジナル醤油を使用した「醤油ラーメン」(12ドル)、「替え玉」(2ドル)のほか、1品料理や「サムライカクテル」などアルコール類もそろえている。外国人がラーメンを「すすれない」ため、麺を短くするなど現地に合わせた工夫も施したという。客単価は、ランチ=16ドル~18ドル、夜=45ドル~60ドル。3月17日のオープン以来、1日で120万円売り上げる日もあるなど好評という。初年度売り上げは約3億円を見込む。

 同社は、今後ニューヨーク2号店・3号店を展開していくほか、ロサンゼルスやパリなどへも出店する考え。河原社長は「日本のラーメンをカジュアルに気軽に楽しんでほしい。ラーメンを世界へ広めたい」と、「博多ラーメン」の世界進出に意気込みをみせる。

 営業時間は、月曜~木曜=11時~16時・17時~24時(金曜は翌1時まで)、土曜=11時~25時(日曜は24時まで)。

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