福岡三越で「ロバート・ハインデル」展-バレエダンサーのみ描いた60点展示

三越福岡店でダンサーのみを描き続けた画家「ロバート・ハインデル展」が開催

三越福岡店でダンサーのみを描き続けた画家「ロバート・ハインデル展」が開催

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 三越福岡店(福岡市中央区天神2)で3月3日より、ダンサーを描き続けた画家「ロバート・ハインデル展」が開催されている。

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 ロバート・ハインデル(1938-2005)はアメリカ出身の画家。1962年、偶然招待された有名バレエダンサーの舞台を見て感動し、以前はイラストレーターとして広告などを手がけていたが、1980年代にイラストの仕事を辞め、バレエダンサーのみを描き始める。

 1986年、ロンドンで個展を開いた際に訪れた作曲家・アンドリュー・ロイド・ウェーバーからの依頼によりミュージカル「キャッツ」「オペラ座の怪人」のポスターを手がけることとなり、世界的に知られるようになる。その後も、世界中のバレエ団からリハーサル室に招かれ、「舞台の完成した姿ではない、真の姿を描きたい」と、リハーサル室でのダンサーのみを一貫して描き続けたハインデル。バレエダンサーにとっては、ハインデルに描かれることが栄誉なことと言われるほどだったという。

 会場には、数々のバレエダンサーが踊る姿やクラシックバレエ「白鳥の湖」を描いた作品や「オペラ座の怪人」のポスター作品のほか、熊川哲也さん、森下洋子さん、吉田都さんら日本を代表するダンサーを描いた作品など、1970年代後半から2005年までの作品約60点を展示している。

 今月7日には、ハインデルのファンだという女優の高田万由子さんの母で、エッセイストの高田智子さんのトークショーも行う。13時~、15時~。

 営業時間は10時~20時(最終日は18時閉館)。入場無料。今月8日まで。

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