福岡三越で「西鉄ライオンズ」展-「奇跡の4連勝」エピソード紹介も

三越・福岡店で「よみがえる西鉄ライオンズ展」が開催

三越・福岡店で「よみがえる西鉄ライオンズ展」が開催

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 三越・福岡店(福岡市中央区天神2)9階で9月4日より、「よみがえる西鉄ライオンズ展」が開催されている。西鉄創立100周年を記念事業の一環。

鉄腕・稲尾投手のユニホーム

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 1951年に福岡に誕生したプロ野球チーム「西鉄ライオンズ」。1958年の日本シリーズでは、巨人に3連敗しながらも「奇跡の4連勝」で見事、日本一の座に輝くなど、数々の「伝説」を作り上げ野球ファンを熱狂させた。

 会場では、「じゃんけんで先発ピッチャーを決めていた」「移動中の夜行列車、選手が食堂車にあるアルコールを飲み干した」など「西鉄ライオンズの伝説」と題したエピソードや1951年の誕生から1958年の黄金時代までをパネルで紹介している。1958年の日本シリーズ映像も上映。

 「奇跡の4連勝」と言われた1958年の日本シリーズ。対巨人の全7試合は、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれた通称・鉄腕、稲尾和久投手の連日にわたる力投、3連敗で意気消沈していた選手らを励まそうと現金10万円を渡し中洲へ繰り出すことを指示した三原脩監督のエピソードなど、勝利の裏側の全容を解説付きで紹介。当時を知る世代のほか、リアルタイムに触れていない世代も、当時の西鉄ライオンズの奮闘ぶりに感心する来場客の姿が見られる。

 メーンフロアにはピッチャーマウンドやスコアボードを設け、「平和台野球場」を再現しているほか、稲尾和久投手、豊田泰光選手、大下弘選手らのユニホームやグローブ、チャンピオンフラッグなど計100点を展示している。

 当時は小学生だったという朝倉市の原克起さん(59歳)は「(展示を)見ていると、わくわくする。当時はライオンズの試合をラジオで聴きながら、公園でバットを握っていた」と懐かしんでいた。

 営業時間は10時~20時(最終日は17時閉館)。入場無料。今月17日まで。

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