イベント「100枚の手ぬぐい展」が9月28日から、「松楠居(しょうなんきょ)」(福岡市中央区大名2)で開催されている。
「手拭いを一堂に広げて見ることができたら楽しい」との思いから会場となる松楠居が企画するイベント。5年ほど前から季節に合わせて夏・冬・春と開催し、今回の秋の開催で4回目を迎える。
会場では、秋のモチーフや深みある色味のものなど、100枚を超える手拭いを広げて展示販売する。「紅葉」柄や「お月見」柄、「ハロウィーン」柄などをはじめ、犬や猫、たぬきなど動物柄の手拭いも多くそろう。中には本型の手拭いなども。価格帯は1,000円前後が中心。そのほか、手拭いの型紙も展示する。
松楠居の担当者は「眺めるだけでも楽しいので、よかったら見に来て下さい」と呼び掛ける。
会場の松楠居は、1936(昭和11)年に、しょうゆ醸造の「ジョーキュウ」3代目社長の松村久吉さんが建てた住居。昭和初期の木造建築を保存するため最小限の補修を施し、現在管理・運営しているという。2015年に「ジョーキュウ」の建物とあわせて国の登録有形文化財として登録されている。
開催時間は12時~19時。入場無料。今月9日まで。