個展「薩摩切子作家 中根櫻龜(なかねおうき)展-光生む花-」が8月28日から、福岡三越(福岡市中央区天神2)の9階・岩田屋三越美術画廊で開催される。
中根櫻龜さんは兵庫県伊丹市生まれで、東京ガラス工芸研究所を卒業した後、1984(昭和59)年に島津観光(現島津興業、鹿児島市)に入社し、薩摩切子の復元に着手してから今年で35周年を迎える。2色の色かぶせを使った「二色衣」を開発するなど、活躍している。
個展のテーマ「光生む花」は、薩摩切子を光と夢を与える花に例え、幻の色といわれた黄色を使った新作や作家のこれまでの代表作など、約200点の作品を展示する。会期中は中根さんが在廊し、作品の魅力を伝える。
8月31日にはギャラリートークを開き、中根さんが薩摩切子の魅力や作品解説のほか、復元から今年で30周年を迎える幻の黄色にまつわる話などを披露する。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。ギャラリートークは14時~(約40分)。9月2日まで。