イムズ8階のアートギャラリー「三菱地所アルティアム」(福岡市中央区天神1)が5月25日、来年8月31日のイムズ営業終了に伴い閉館することを発表した。
三菱地所アルティアムは、三菱地所(東京都千代田区)の文化支援事業の一環として1989(平成元)年4月12日、現代アートの発信拠点としてイムズ開業と同時に開館。イムズと西日本新聞社が協力して運営する。開館当初から、九州の作品をはじめ、絵画、写真、建築、生活デザインなど、ジャンルを問わない現代アートの作品をいろいろな角度から紹介している。これまでに開催した展覧会は324、来場者は累計140万人に上るという。「アルティアム(ARTIUM)」の由来は、来場者がアーティスト作品と一体になり、気軽にアート(art)を楽しむことができるスタジアム(stadium)のような親しみやすいギャラリーを目指して命名したという。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い4月8日~5月19日まで臨時休業をしていたが、5月20日に営業を再開し、現在は造本作家・駒形克己さんの展覧会「小さなデザイン 駒形克己展」を会期延長し開催している。同展では、原画やスケッチ、インスタレーション、映像など約200点を展示する九州初開催の展覧会となる。