九州電力グループの九電不動産(福岡市中央区薬院1)が開発を手掛ける多目的賃貸マンション「ネクストオーク大名」(中央区大名1)が完工し8月1日、入居が始まった。
九電グループが一昨年10月に公表した不動産事業強化に向けたプロジェクトの1号案件。テレワークにも対応したSOHOスタイルの部屋を用意し、ビジネスパーソンをメインターゲットにしたマンションとなる。マンションの管理・運営業務は三好不動産(今川1)。
コンセプトは「みらいに“つながる”住まい」。建物は地上12階建て、延べ床面積は約1930坪。テレワーク需要をにらみ、3階~5階は、職場と住居を融合した8種類の間取りの「SOHOスタイル」33戸。部屋は仕事場とプライベート空間を半屋外スペースで分けた間取りで、今後の増加が見込まれる在宅勤務を推進する企業に勤める人に向けた仕様でもある。在宅勤務社員の社宅用途として契約することもできるという。オール電化、インターネット環境を用意するほか、電気自動車と電動アシスト自転車のシェアリングサービスなども提供する。
住戸はこのほか、スタンダードスタイルの1Kまたは1LDKの間取りが56戸で計89戸。1階はスーパーマーケット「マックスバリュエクスプレス大名店」、2階はシェアオフィス「TOHO OFFICE」。