展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が4月23日から、福岡市美術館（福岡市中央区大濠公園1）2階の特別展示室で開催される。

“life puzzle”

　「ミナ ペルホネン」は、デザイナーの皆川明さんが設立したブランド。長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとする。皆川さんは同ブランドの前身となる「ミナ」を1995（平成7）年に立ち上げた。「せめて100年続くブランドに」という思いでファッションからスタートし、インテリアや食器などのほか、現在ではホスピタリティーを基盤にした分野に活動が広がる。2020年に25周年を迎え、同展は「ミナ ペルホネン」の過去最大規模の展覧会となり、東京で初開催し、兵庫で開催してきた。今回福岡は3会場目となる。

　「つづく」をキーワードに、会場では生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトに加え、デザイン原画や映像、印刷物、皆川さんによる挿絵などの作品や資料を展示。福岡会場からの初公開作品として、最新の「2022‐23 秋冬コレクション」を展示する。このほか、皆川さんが同展開催前に同館2階ロビーで3日間にわたり公開制作した大型絵画を展示する。

　5月14日の10時30分と13時30分からは、1階「アートスタジオ」で同ブランドのテキスタイルデザイナー・田中景子さんが講師となりオリジナル柄を作るワークショップ「自分でつくる 自分だけの柄」（各回定員20人）を開く。5月15日の14時からは、1階「ミュージアムホール」で皆川さんと建築家の中村好文さんによるトークイベント（定員180人）も開催する。いずれも要事前申し込み。ホームページで受け付ける。締め切りはワークショップ＝4月28日、トークイベント＝29日。

　開催時間は9時30分～17時30分（入館は17時まで）。月曜休館。観覧料は一般＝1,600円、高大生＝1,000円、小中生＝600円。6月19日まで。