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福岡で「カワイイ」をテーマにしたコレクション展 陶器や油絵など120点

「ケンビ・カワイイ・コレクション2022」会場の様子

「ケンビ・カワイイ・コレクション2022」会場の様子

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 コレクション展「ケンビ・カワイイ・コレクション2022」が現在、福岡県立美術館(福岡市中央区天神5)4階展示室で開催されている。

「ケンビ・カワイイ・コレクション2022」会場の様子

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 「カワイイ」をテーマに江戸時代から令和にかけての同館所蔵作品や寄託作品を展示するコレクション展。会場内を「こども、いきもの、まもりたいもの」「ちいさいもの、おおきいもの」「いろ、かたち」「きれいな、はかない、ふしきなもの」の第1章から4章に分け、各章に沿った作品を展示する。

 期間中は前期と後期合わせて約120点を展示。展示内容は前期と後期で一部を入れ替え4月26日から後期とする。第1章では獅子をかたどった香炉「瑠璃釉獅子形香炉(るりゆうししがたこうろ)」(天保のころ)や金の背景にかぶとを描いた藤田吉香さんの油絵「静物」、藤崎眞さんの油絵「子供と猫」(1948年)、第2章では高鶴元さんの陶器「パンプキンC84-8」(1984年)、第3章では荒巻大祐さんの日本画「草紅葉」(1993年)、第4章では高島野十郎さんの油絵「カンナとコスモス」(1958年ごろ)などを展示する。

 会場ではワークシート「福岡県美パスポート」を無料で配布する。同パスポートに同展で最も「カワイイ」と感じた作品と「カワイイ」と感じた点を記入し受付でスタンプを受け次回のコレクション展でパスポートを提示した人には過去の展覧会の半券で作製したしおりを1枚進呈する。

 入場者を対象に担当学芸員がギャラリートークも開催する。

 同展担当の中島由実子さんは「見た人が『カワイイ』と感じられそうな作品を展示している。『カワイイ』が多様化する中、コレクション展を通して自分が『カワイイ』と思うものを探してほしい」と話す。

 開催時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜休館(3月21日、5月2日開館、3月22日休館)。入場料金は一般=210円、高校・大学生=140円、小学・中学生=60円。6月5日まで。ギャラリートークの開催日は、4月16日、5月21日、6月5日。14時開始、各日定員15人。

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