飲食店の「紙ナプキン」を広告媒体化-新手でクリーニング店を訴求

飲食店に設置している紙ナプキンを広告メディアとして活用した販促キャンペーンを実施

飲食店に設置している紙ナプキンを広告メディアとして活用した販促キャンペーンを実施

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 広告代理業の「BBDO J WEST」(福岡市中央区天神4)は4月25日より、飲食店に設置している紙ナプキンを広告メディアとして活用する販促キャンペーンを行っている。

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 同社クリエーティブ局では、ユニークな広告表現や新しいメディアの開発に取り組んでおり、今回は「洋服が汚れたら紙ナプキンを使ってください。それでも取れない場合はラクーンデリバリーへ」というメッセージを、紙ナプキンの特性を生かしながら「クリーニング店」の発信したいコピーをシンプルに表現した。紙ナプキンは無料で飲食店に提供するため、飲食店側はコスト削減につながる。

 今回の販促キャンペーンを企画した同局の今井美緒さんは「若い人に向けてメッセージを発信したいというクライアントの意向をもとに、若い人が集まるカフェやショップで、その場で汚れたときにすぐ使うもので、隠れているもの(=広告コピー)が紙ナプキンを取り出すと見えてくる仕掛けとして企画した。広告はお金がかかるものというイメージがあるが、アイデア次第で広く伝えることができる」と話す。

 企画を採用したクリーニング・デリバリーサービス「ラクーンデリバリー」を行うトゥトゥモロウ(中央区平尾1)の坂田知裕社長は「うちのような小さな会社の広告宣伝はゲリラ的手法になるが、他社の力を借りてマスに向けたメッセージ発信ができると思い採用した。今回の企画は大企業ができないようなもので面白い。今後も面白いことはやっていきたい」と、新たな企画に期待を寄せる。キャンペーンでは「紙ナプキンを見た」と予約時に言うと初回が20%割り引きになるサービスも行い、新規顧客の獲得も狙う。

 紙ナプキンは、「一蘭」天神店(中央区天神1)や「カフェ・オットー」(中央区天神2・博多区下川端3・住吉1の3店舗)など、天神を中心とした約40店舗のカフェや飲食店に設置。紙ナプキンはなくなり次第終了。

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