天神で三島由紀夫被写体「薔薇刑」写真展-未公開作品も

前衛写真家、細江英公さんの個展(写真=「薔薇刑」♯32、1961年)

前衛写真家、細江英公さんの個展(写真=「薔薇刑」♯32、1961年)

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 三菱地所アルティアム(福岡市中央区天神1、TEL 092-733-2050)は2007年1月27日より、「細江英公 写真展 『薔薇刑』」を開催する。

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 同展は現代写真家の細江英公さんの代表作で、三島由紀夫を被写体とした写真集「薔薇刑」を、作家自身のセレクトによる未公開作品3点を含むオリジナルプリント約40点と細江さん私蔵の関連資料を展示するもので、「薔薇刑の全貌に迫る」展示となっているという。また、開催初日はオープニングレセプションとして細江さんが来場するほか、1月28日には細江さんの講演会「細江英公の写真 薔薇刑を中心に」も催される。

 細江さんは1933年山形生まれで、1969年に舞踏家土方巽を被写体とした「鎌鼬(かまいたち)」で芸術選奨文部大臣賞を受賞、1998年には一連の作品で紫綬褒章を受章。1963年に出版された「薔薇刑」は前代未聞の奇書として内外に反響を呼び、三島の死後は横尾忠則や栗津潔による装幀で新たに刊行されるなど時代とともに姿を変えて出版されたのち、世界の代表的な写真集として「20世紀101冊の名作」にも選ばれた。

 入場料は400円(前売り=300円)、講演会は無料(定員50名)だが予約が必要。2007年2月18日まで。

三菱地所アルティアム

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