丸善福岡ビル店（福岡市中央区天神1）3階ギャラリーで7月17日より、「世界のオルゴール展」が開催されている。

　オルゴールは1796年、スイスの時計職人アントワーヌ・ファーブルが発明。オランダ語で「共鳴する」の意「ORGEL（オルゲル）」が語源。現在では、メロディーをたどるピンが植え付けられた「シリンダータイプ」とレコードのような「ディスクタイプ」と大きく2種類に分かれている。

　会場には、日本初公開となるオルガン制作者のトニー・デキャップさんが制作した「MIDI」を介して自動演奏する「自動演奏アコーディオン」（462万円）やミュージックブック（通常のオルゴールのシリンダー部分）が紙製の風力で音を出す「ストリートオルガン」のほか、スイスのオルゴールメーカー・リュージュ社の商品を中心に計150点のオルゴールを展示。早くも、さまざまな種類の「癒し」の音色を奏でるオルゴールに足を止める来場者の姿が見られる。

　会場では販売も行なっており、50～60代の男性を中心にインテリア代わりに購入する客も見られる。同展担当の伊藤敏雄さんは「オルゴールで大切なのは響き。深い響きを奏でる貴重なオルゴールをこの機会に体験してほしい」と話している。

　営業時間は9時30分～20時。7月22日まで（最終日は17時閉場）。

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