個展「木の椅子展」が11月12日から、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階匠ギャラリーで開催されている。
椅子を制作する大川市の家具工房楪(ゆずりは)が開く同展。椅子は、木工継手(つぎて)の技法で作られ、点ではなく面で体が支えられるように設計し、長時間座っても疲れにくいという。表面は漆を塗って磨かれており光沢がある。アームチェアやベンチ、スツールなど約25点を展示販売する。椅子を作る際に出る端材を使って作られた漆塗りの器や一輪挿しなども並べる。会場では、和紙をより合わせたひもを使った「椅子の座面編み実演」も行う。
同工房の家具職人・中村大介さんは「座り心地や耐久性にこだわって作っているので、実際に座ってみて木の椅子の良さを知っていただきたい」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月18日まで。