西日本鉄道(福岡市中央区天神1)が12月17日、創立110周年記念誌「まちとともに、新たな時代へ」を発刊した。
同社は「九州電気軌道」を前身として1908(明治41)年12月17日に発足。昨年創立110周年を迎え、記念誌を発刊した。同誌は、第1部「天神発展史」、第2部「近10年の歩み 2008-2018」、「資料編」の全224ページで構成し、電子ブックとPDF形式で公開する。多くの人に見てもらえることや、情報の検索性の良さから同形式にしたという。
第1部「天神発展史」では、第1章「戦前、戦後の天神と西鉄」の第1節「福岡市発足前後の天神」から始まり、第5章「商業・ビジネス、2つの顔を持つ天神」の第4節「天神ビックバン」まで、1868年から2018年の天神の歴史と同社の関わりをまとめた。今後再開発が進む天神において、同社が「どのような役割を果たしながらまちの発展とともに歩み続けてきたのかを知っていただきたい」という思いから、「天神発展史」を第1部としたという。
第2部「近10年の歩み」では、2008年に発刊した「西日本鉄道百年史」以降10年間の取り組みをまとめ、各事業の概要やグループ会社の沿革などを「資料編」に記載する。
110周年記念誌は同社サイトで電子ブックを公開している。