特別展「石川賢治月光写真展 月光浴 月夜の晩に」が現在、福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)3階・企画展示室で開催されている。
月光写真家・石川賢治さんが、満月の光の下で撮影した作品を展示する同展。石川さんは1945(昭和20)年福岡市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、広告写真などを手がけ、1984(昭和59)年から月光写真に取り組む。2016(平成28)年に福岡県の糸島半島へ移住した。
同展開催について、同館企画リーダーの板垣早織さんは「石川さんが福岡市出身で、現在糸島を中心に活動していることに加え、満月の月の光を感じたり、月や地球、宇宙を考えたりするきっかけになればと考え開催した」と話す。
同展では、2023年に刊行された石川さんの写真集「月夜の晩に」(小学館)に掲載作品の中から約70点を展示。約7割を占める糸島で撮影した作品を中心に、北海道から沖縄まで日本各地で満月の夜に撮影した写真を紹介する。
会場は、写真集と同じ冬・春・夏・秋の順路で構成する。作品を展示するに当たり、石川さん監修の下、照明など満月の夜をイメージする空間作りに力を入れたという。このほか、石川さんの写真展のサウンド・プロデュースを手がける中田悟さんが石川さんの撮影に同行して録音した虫の声やさざ波、風の音などの自然音も流す。
関連企画として、石川さんが展示作品を巡りながら撮影時のエピソードなどを紹介するギャラリートークを、10月9日・21日の各日14時から開催する。参加無料(特別展の入場券が必要)。
板垣さんは「季節ごとに異なる大気の写り方や、昼と夜の印象の違い、生き物の軌跡など、各々に感じ取るものがあればうれしい。音や照明など空間にもこだわっているので、ぜひこの世界観をゆっくり体験してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は9時30分~18時(入場は閉館30分前まで)。火曜休館。入場料は、一般=1,200円、小・中学生=500円、未就学児無料。10月25日まで。