ベトナム映画「アオザイ」、アジアフォーカス「福岡観客賞」を受賞

同映画祭の梁木靖弘ディレクター(写真左)と代理受賞したド・ドク・ズィーさん(同右)

同映画祭の梁木靖弘ディレクター(写真左)と代理受賞したド・ドク・ズィーさん(同右)

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 9月14日より行われている「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」で今年2回目となる市民が選ぶ「コダックVISIONアワード(福岡観客賞)」の発表が9月19日、エルガーラホール(福岡市中央区天神1)で行われた。

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 同賞の対象作品は、同映画祭の招待作品17作品。選考方法は、対象作品の1回目の上映時に観客が5段階で評価。評価の平均点を算出し、最も平均点が高かった作品に贈られる。今年の受賞作品に選ばれたのはベトナム映画「アオザイ」(2006年)。同作の監督を務めたリュー・フィン・リューさんは、すでに帰国しており、福岡ベトナム留学生会副会長のド・ドク・ズィーさんが代理で受賞。リュー監督からは「同作は7年前から制作を開始した。それは、ベトナムの伝統的民族衣装である、素朴で優美な『アオザイ』へと私をいざなう旅路だった」と振り返り、「これで自分が偉くなったわけではない。自分は将来、ひとかどの人間になるための道のりの途中にいるのである、という思いです。感謝します」とのメッセージが伝えられた。

 ベトナム女性の伝統的な正装「アオザイ」。同作は、その「アオザイ」に対して強い執着を見せる主人公のベトナム女性ザンを本国でよく知られる女優、チューン・ゴック・アインさんが演じ、ベトナムの歴史に翻弄される夫婦を描いた作品。

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