岩田屋本店（天神2、TEL 092-721-1111）では、7月1日より始まったクリアランスセールの売り上げが順調だ。

　初日の売上は夏のバーゲンセールとして過去最高の前年45％増を記録したが、その後は昨年に比べ雨量も多く、気温が低かったことから一進一退が続いたという。しかし、7月中旬に入ってからは、蒸し暑い日が続き、ボーナス夏商戦も中盤を迎えたことから、一気に衣料品、服飾雑貨の売れ行きも活発になり、人気の高いブランドなど多くのショップで混雑が見られた。7月15日～17日の3連休には、バーゲン商品などを買い求める客でにぎわい、これまでの7月の売上高はすでに昨年を5％上回っているという。また、景気回復を反映し、購買客単価も約6％増加しており、売上前年比は、婦人服飾雑貨は前年比113％、婦人服は前年比105％、紳士服前年比112％、子供服前年比103％となっている。

　また、浴衣や水着、パラソルなどの猛暑対策商品や中元ギフトの売り上げも好調。猛暑対策商品は6月までは気温が上がらなかったため低調に推移していたが、7月からは急速に回復し、6月の浴衣は前年比90％だったのに対し、7月は前年比110％に、6月のパラソルは前年比100％だったのに対し、7月は前年比135％となっている。中元ギフトに関しては、インターネットでの販売が20％増の伸び率で推移しており堅調な展開だ。

　同店広報担当の上田さんは、「ここ数日の悪天により若干客足は落ちているが、景気回復によって客の購買意欲は高まっている。ハンドバッグや化粧品のほか、紳士服の売り上げは前年より好調」と話している。（上記は7月17日までの集計によるもの）

岩田屋本店