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天神コア閉館、44年の歴史に幕 セレモニーは無観客でWEB配信

天神コア閉館時、シャッターが降りる様子

天神コア閉館時、シャッターが降りる様子

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 天神コア(福岡市中央区天神1)が3月31日、閉館した。

無観客WEB配信の閉店セレモニーの様子

 天神コアは44年の営業を経て、「福ビル街区建替プロジェクト」に伴い閉館となった。1976(昭和51)年6月5日、西日本鉄道初となる都市型ファッションビルとして、西鉄商店街、銀座通り商店街の跡に、地上8階、地下3階建てでオープンした。地下2階から5階まではファッション専門店、6階は紀伊國屋書店、7階と8階は飲食店が出店。「コアとあなたは『暮らすメイト』」をコンセプトに、「新宿、原宿のセンスを福岡に直輸入する」をキャッチフレーズに据えた。1996(平成8)年には開業20周年を機にリニューアルし、最先端のトレンドを取り入れたギャル系ファッションビルとなった。天神コアは、天神の中心でファッション・カルチャーの核となるビルを目指しこれまで、若い女性に人気のファッションブランドが集まる、若者文化の情報発信地として親しまれてきた。

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 天神コアの隣の商業施設で1989(平成元)年開業のイムズの古場治館長は、「天神エリアでの良き先輩、良き隣人、良きライバルとして本当にお世話になった。ビブレさんに続きいよいよ淋しくなる」と話す。

 閉館当日は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、予定していた天神コアオリジナルラベルドリンク進呈を中止し、閉館セレモニーは無観客でWEBを通じてライブ配信とした。セレモニーでは天神コア名店会を代表し、コア開業から出店する岩田時計店の岩田哲夫さんが、「天神コアが開業する前身の西鉄商店街から67年間、時代のトレンドと共に変化する天神を見つめてきた。天神コアはどの時代でも若い方にとって憧れのファッションビルであり、天神コアのロゴが輝く広告塔が天神地区のシンボルとして愛されてきたこと、このビルに店舗を構えてこられたことが大変誇らしい気持ち。今でも天神コアが無くなってしまうことをとても名残惜しく思っている」と話し、44年の営業に感謝を述べた。

 天神コア館長の原野博仁さんは、「福岡の若者ファッションの起点として、世代を超えて多くの皆さまに支えられてきたことを実感し、感謝の念でいっぱい。44年の長きにわたり、皆さまにご愛顧いただいたこと、従業員一同心より御礼申し上げる」と最後のあいさつをし、WEB配信セレモニーは終了した。

 天神コアのテナントの一部は4月5日以降にソラリアプラザへ移転する予定。「福ビル街区建替プロジェクト」は4月以降、天神コアビル、天神第一名店ビルの解体着手し、2024年夏に商業施設、ホテル、オフィスを併設する延べ床面積約13万8000平方メートルの大規模ビルとしてオープンする予定。

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