展覧会「『ロボット』誕生100年記念 チャペック兄弟の絵本・ブックデザイン・舞台」が6月8日から、三菱地所アルティアム(福岡市中央区天神1、TEL 092-733-2050)で開催される。
チェコの作家・カレル・チャペックは、戯曲「R.U.R.(ロッスムのユニバーサルロボット)」(1920年)をはじめ、新聞記事、批評、旅行記などの執筆を行うほか、画家である兄のヨゼフ・チャペックと共に「長い長いお医者さんの話」(1932年)などの童話作品も数多く残している。
同展では、チャペック兄弟による絵本、ブックデザイン、舞台に関する作品を展示する。会場には、ヨゼフの絵本原画や装丁本、カレルのエッセー「ダーシェンカ、あるいは子犬の生活」(1933年)の写真やデッサン、戯曲「R.U.R.」の舞台美術のパネルなど約120点が並ぶ。
初日は、同館11階「デジタルハリウッドSTUDIO福岡」で、オープニングイベント「チャペック兄弟の創作とその時代」と題し、中東欧の文学や美術を専門とする東京大学准教授・阿部賢一さんがチャペック兄弟の仕事と魅力を伝える講演会を開く(15時開演、先着50人、参加費は700円、展覧会チケット付き、要電話予約)。
開催時間は10時~20時。6月18日は休館。入場料は、一般=400円(前売り300円)、学生=300円(同200円)、高校生以下無料。7月15日まで。