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ジュンク堂書店福岡店が一時閉店 8月上旬に天神・西通りで移転継続へ

店舗外観

店舗外観

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 ジュンク堂書店福岡店(福岡市中央区天神1)が6月30日をもって一時閉店し、8月上旬に天神・西通りの商業ビル「西通りスクエア」(中央区大名1)の「フォーエバー21」跡1階~3階に移転することが明らかになった。

移転決定の告知が張り出された店舗入り口

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 ジュンク堂書店福岡店は、2001(平成13)年11月に「天神MMTビル」1階~4階に西日本最大級の売り場面積・在庫数の書店としてオープン。2011(平成23)年12月には、地下1階を増床し、洋書・文具・ギャラリーを増設しリニューアル。売り場面積は約2060坪、在庫数は洋書を含め約140万冊。今回、入居ビルの将来的な再開発のため、6月30日をもって一時閉店となる。

 昨年末に一時閉店の告知を受け、同店は移転先の検討に難航していたが、各報道を目にした関係先よりオファーがあり、移転先を決定できたという。8月上旬に移転予定の「西通りスクエア」の店舗は、売り場面積約720坪。店内には書籍、文具、ギャラリーのコーナーを設け、書籍・雑誌・コミック・洋書・文具などの商品を取り扱う。

 一時閉店を前に店内では、19年間の感謝の気持ちを込め、同店オリジナル記念スタンプを用意したほか、同店スタッフの「#最後のオススメ」の本を集めた特設コーナーを設けていた。閉店当日は、現店舗の外観写真を記念に撮影する人の姿も多く見られた。

 同店店長は「移転先の店舗は売り場面積が3分の1程度になるが、販売データや利用客の意見を分析し、これまでの利用客のニーズにできるだけ応える店舗を目指す。西通りの地域性から、より若い層にも認知してもらえるよう、文具や雑貨商品の展開を強化し、読書文化の裾野の拡大を目指す」とする。

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