特集

イムズ、新たな販促支援へ
天神にジョギングサークルと手芸部が発足

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■気軽に参加を

「ジョギングサークル」は今春の改装で4階フロアにスポーツウエア関連の店舗が集まったことをきっかけにイムズ側からの提案で発足。ジョギングサークルがアウトドアやランニングウエアをそろえる「TRANSLATION(トランスレーション)」「Saturday in the park(サタディ・イン・ザ・パーク)」「FULLMARKS(フルマークス)」の3店舗が参加している。


11月10日の朝、大濠公園にカラフルなランニングウエアを着た参加者が続々と集合。講師の明るい声と、時折笑い声も聞こえてくる雰囲気で、参加者もリラックスした様子。各店舗のスタッフも一緒に輪になって行う準備体操が終わると1周約2キロの大濠公園をゆったりと1周。講師はランニングの姿勢など参加者にアドバイスを行う。


「ただ走るだけではなく、姿勢など走り方の知識を教えてくれる。今度は意識しながら走れそう」と友人と2人で参加していた30代女性。運動不足解消のため、ジョギングウエアを買いに来た店頭で開催を知って応募した40代女性は「初心者が参加できるようなイベントが少ないので、気軽に参加できるのが良い。一人じゃなかなか続かないが、これなら続けられそう」と好評だ。


■リピーター作りへ

一方、「手芸部」は各店舗で以前よりワークショップを開催していたことから「まとめて打ち出した方が効果的」(同社営業統括部営業チームリーダーの武井哲也さん)と発足。手芸材料などをそろえる「Le Cadeau(ル・キャド)」「CRAFT&HANDMADE WEDDING BRIDAL BOX(クラフト&ハンドメード ウエディング ブライダルボックス)」「la droguerie(ラ・ドログリー)」の3店舗が参加している。


「手帳カバー」やクリスマスに向けた「リボンリース」などを作るワークショップなど毎月計10回程度を開講し、女性を中心に幅広い世代に人気を集めている。「(ワークショップに参加して)スタッフと顔見知りになることで、来店したときに相談や買い物がしやすいと好評いただいている」とル・キャドのマネジャー・穂坂裕香さん。講座のリピーターも多いという。


「手芸材料やランニングウエアは『道具』。売るだけではなく、使う機会を提供することで、集客にもつながり、輪も広がるのでは」と武井さん。活動に参加する6店舗は互いにライバル同士だが、スタンプが貯まると割り引きなどの特典が受けられる共通のスタンプカードも用意し、店側の連帯感を高める仕組みや利用客へのメリットも設けた。


ジョギングには「運動不足で…」という武井さんも毎月参加。「施設の人間にとっては、サークルがダイレクトにお客様と接する機会となり、直接意見が聞けるので貴重。今後も店とお客様の両方の嗜好(しこう)を踏まえながら続けたい。気楽に部活のような感覚で参加していただければ」。



取材・文/編集部 秋吉真由美



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