平均年齢75歳のジャズトリオ「チャンG’S」-敬老の日コンサート上演へ

「チャンG’S」のメンバー(左より)川上俊彦さん(ベース)、片岡恭彦さん(ピアノ)、藤本晃さん(ドラム)

「チャンG’S」のメンバー(左より)川上俊彦さん(ベース)、片岡恭彦さん(ピアノ)、藤本晃さん(ドラム)

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 平均年齢75歳のジャズトリオ「チャンG’S」が9月15日、アクロス福岡シンフォニーホール(福岡市中央区天神1)でランチタイムコンサート「チャンG’SとLet’s JAZZ」を開く。

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 「チャンG’S」は、2006年に同館1階で行われたフロアコンサートの出演を機に、出演依頼を受けた藤本晃さん(79歳・ドラム)が、音楽仲間の片岡恭彦さん(77歳・ピアノ)と川上俊彦さん(69歳・ベース)に呼びかけて結成した。グループ名は「爺ちゃん」が由来。福岡を拠点に、インストラクターやライブ活動など、メンバーそれぞれが多岐にわたる音楽活動を展開しており、「チャンG’S」としての活動は、同館で行われるイベント出演時のみで、本格的なコンサートの出演は今回が初という。

 同公演は、平日12時~13時に行われているランチタイムコンサートの一環で、平均年齢75歳のメンバーに敬意を表して「敬老の日」に合わせて行われることになった。

 メンバーが参加して行われた同公演の打ち合わせでは、「(公演中は)いつでも救急車を呼べる状態にしといて」と笑いを誘いながらも演出の構成やライブ進行について、3人それぞれが熱い意見を自由に交わすなど、年齢を感じさせないパワフルさで、内容をまとめる同公演担当の田中眞紀子さんは一苦労な場面も。

 公演当日は、「20年ぶりに着る」(藤本さん)というタキシード姿で3人が登場。「ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER」「THE JOKER」など、計8曲を演奏する予定。途中、ゲストプレーヤーのクラリネット奏者・原口晃二さんも加わり、3人とのコラボステージも披露するほか、「知らない曲は聴こえなかったフリをする(笑)」(片岡さん)という観客からのリクエストコーナーも設けるという。

 「楽しく、かっこいいステージを作りたい。健康管理を徹底して、救急車を呼ばなくていいように頑張る」と川上さん。田中さんは「長年の経験による余裕からなのか、打ち合わせで決まるのはいつも大まかな段取りのみ(笑)。元気をもらえるステージになるはず」と期待を寄せる。

 12時開演、13時終演予定。入場料は1,000円。同館チケットセンター(TEL 092-725-9112)などで販売中。

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