九電工の子会社である九電工コミュニケーションズ(築港本町13)は7月15日、温泉宿予約サイト「温泉ぱらだいす九州 onpara.jp」を開設する。
九電工グループ初のポータルサイト事業となるもので、1~2年後にシニアデビューする団塊の世代をメインターゲットとした九州に特化した温泉予約サイトを構築する。当初は約400軒の宿を掲載し、宿泊予約手数料を中心に収益を得るという。現地のスタッフによる宿側へのサポート体制を構築することで各温泉地域に密着した新鮮な情報をリアルタイムに提供するほか、地域振興を目的にイベントを開催するなど温泉宿や地域と連携した情報発信を目指す。同サイトの会員目標は、3年間で50万人。
また、同サイトと連動した温泉情報誌を同日に創刊する。内容は、「ゆとりあるライフスタイル」の提案を行いうもので、団塊世代にも読みやすい文字の大きさにする。ウェブと誌面を連動することで波及効果をも期待しているという。仕様はA4サイズで100ページ。季刊誌で、価格は480円。
同社は3月3日、同サイトを立ち上げるために設立された。資本金は5,000万円で、九電工が100パーセント出資する。取締役であり編集長である花田さんは、旅行ガイト「外戸本(がいどぼん)」の編集長を務めた実績がある。温泉ぱらだいす九州