喫茶店「喫茶カヤ」（福岡市中央区警固2）がオープンして1カ月を迎えた。

外観

　店主の魚住綾さんは英語の勉強のために留学していたアイルランドのカフェで、客とスタッフのコーヒーを通して生まれるコミュニケーションの文化に憧れたことがきっかけでコーヒーを好きになったという。帰国後はコーヒーチェーン店やスペシャルティコーヒー専門店「あだち珈琲（コーヒー）」（警固1）で経験を積んだ。店名は魚住さんの好きな言葉「Come as you are（ありのままでおいで）」の頭文字から付けた。客同士のコミュニティーの場所、という意味も含むという。店舗面積は約6坪。席数は7席。

　「『カフェをオープンしたい』と思っていたことをある時、口に出して言葉にしたことをきっかけに、さまざまな人とのつながりができ、実際にオープンすることが決まった」と魚住さん。

　あだち珈琲の豆を使って提供するコーヒーメニューは、「ブレンド」（500円）、「シングルオリジン」（680円）、「カフェ・オ・レ」（600円）など。フードメニューで提供するトーストのパンは「totcha bakery（トッチャ ベーカリー）」（警固1）や「食パンBakery大名商店」（那珂川市）の食パンを使う。トーストメニューは「ベーコンマヨチーズトースト」（580円）、「あんバタートースト」（480円）、「ピザトースト」（680円）。ピザトーストのトマトソースは、家庭料理教室などを開く「グランタボラ」（福岡市中央区小笹）にコーヒーに合うようにと作ってもらった喫茶カヤオリジナルという。

　魚住さんは「近隣の店の方がコースターや食器を提供してくれたり、差し入れをくれたり、優しい人ばかりですぐに警固の街に溶け込めた。喫茶カヤは、ほっと一息、ゆっくりしてもらえる時間を提供できる店。肩肘張らずに気軽に来てもらえたら」と話す。

　営業時間は10時30分～18時（金曜・土曜・祝前日は12時～22時）。