JA佐賀経済連（佐賀市）は7月12日、直営の佐賀牛レストラン「さが風土館 博多季楽（きら）」（福岡市中央区西中洲）をオープンした。同業態は、佐賀市内2店舗、銀座店に続く4店舗目で、福岡への出店は初。

　店舗面積は80坪。地下1階、地上3階建てのビルの2階、3階に店舗を構え、2階＝42席、3階＝36席。2階はテーブル席、3階はカウンターと個室がメーン。ターゲットは20代後半以上の男女。「和」テイストの内装で、接待での利用も視野に入れた落ち着きのあるデザインに仕上げた。店名の「季楽」は、「季節を楽しむ」という意を持ち、「佐賀県の四季を楽しんでほしい」という思いが込められているという。

　焼肉がメーンとなる2階のランチは、焼肉盛り合わせ（1,300円～）、ディナーは、盛り合わせ2人前（5,000円～）など。3階は焼きしゃぶ、しゃぶしゃぶ、佐賀牛・佐賀産和牛のせいろ蒸しなどをメーンに、ランチは焼きしゃぶ・しゃぶしゃぶ（2,900円～）、ディナーはせいろ蒸し（8,400円～）などを多数そろえている。

　同店の北島博文支配人は「九州一の都市で、農業県である佐賀県の農畜産物を広めたい」と出店地に福岡を選んだという。文化も伝えようと、店内には「有田焼」や伝統工芸「佐賀錦」も展示している。想定客単価は5,000円～10,000円。初年度売り上げは2億4千万円を見込む。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時～23時。無休。

季楽