福岡の歴史を油絵で描く「福岡の風景」展-アクロス福岡

消失前に描いたという福岡城の下の橋門の作品を前に「描いててよかった」と原口さん(=写真)

消失前に描いたという福岡城の下の橋門の作品を前に「描いててよかった」と原口さん(=写真)

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 アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階メッセージホワイエで、油絵画家の原口正義さんが福岡の情景を油絵で描いた「福岡の風景展」が開催されている。

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 原口さんは42歳で脱サラし、幼少から好きだったという絵画を本格的に描き始め、「観光で訪れた神戸の異人館を油絵で表現したい」と思ったことがきっかけとなり、我流で油絵を始めたという。「力強く、何度も色を重ねる油絵が1番、気持ちを込められるような気がする」と原口さん。今回は「故郷・福岡の古い建物、景色を残したい」と福岡の風景にこだわり、「福博出会い橋」や「櫛田神社」、「浄水通教会」、自身がパリにいるような錯覚にも陥るという「西新」の風景のほか、消失前に描いた福岡城の下の橋門など、原口さんが「好きな場所」を描いたという。

 今年制作した作品から10年前に制作した作品まで幅広く、約20点を展示。原口さんは「新しい建物が次々と建てられ、古いものが壊されていく時代。絵でもいいから古い建物にしかない雰囲気を残していきたいと描いている。新しいものと古いものが混在していくと街はもっと面白くなるはず」とも。

 展示時間は10時~18時(最終日は16時まで)。10月14日まで。

アクロス福岡

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