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天神で「粉描花展」−乾燥させ粉状にした花や葉を絵の具代わりに
新天町南通りの村岡屋ギャラリー(福岡市中央区天神2)で2月26日より、乾燥させて粉状にした花や葉を絵の具代わりに使って描く、福岡市在住・西田洋子さんの個展「粉描花(ふんびょうか)展」が開催されている。
「粉描花」とは、押し花絵を制作していたときに出る花や葉の小さなクズをヒントに西田さんが独自に生み出した技法。花や葉を独自の方法で乾燥させて砕き、粉状にしたものを何度も重ねることで色を出していく。乾燥方法で色の変化を付けることは可能だが、着色も色止めも一切使用していない。時間が経つと多少の色あせもあるが、それも「自然の色」(西田さん)という。
同展では、「一期一会」「道はちがっても空は一つ」など、西田さんの好きな言葉を入れた作品44点を展示し、自然から生まれた色とりどりの作品が来場客を魅了している。
多様な色の表現を可能にするため、常に花の「絵の具」は1,000色以上をストックしており、色あせの予防と色の深みを出すため、何色も粉を重ね、絵の厚さは約5ミリメートルにも及ぶという。粉の貼り付けに「のり」などは一切使用しておらず、ガラスで押し付け、テーピングで固定し、額縁に入れて完成。1つの作品にかかる制作期間は、約10日から1カ月間を要する。
西田さんは「同じ色でも油絵の具の『赤』と花から作る『赤』は違う。生き物であるためか、暖かみがあり、心が安らぎ、制作中は対話をしているよう。作品を見る角度によって色が変わる点も『粉描花』の魅力。枯れた花の再利用もできる『粉描花』の良さを世界に広めたい」と話している。
営業時間は11時〜19時。3月2日まで。
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