アクロスで「どうぶつ色鉛筆画展」-色鉛筆で生き物らしさ表現

ワークショップに参加した子どもたちに、塗り絵のアドバイスをする平野さん(写真右)

ワークショップに参加した子どもたちに、塗り絵のアドバイスをする平野さん(写真右)

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 「生き物」をモチーフに色鉛筆のみで表現するアーティスト、平野隆司さんの作品展「どうぶつ色鉛筆画展」が8月23日より、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階のメッセージホワイエで開催されている。

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 平野さんは「身近な画材を使用して表現したい」と、約10年前からマーカーの線画に「筆の柔らかさに比べ、描くときの固い感触が気に入っている」という色鉛筆を使う手法で制作している。同展は、代表作品の「キリン」「シマウマ」「パンダ」などをはじめとする、多種の「生き物」をレインボーカラーでカラフルに描いた作品計29点を展示。

 1作品で30~40色の色鉛筆を使用し、「両生類の透けた感じなど、その『生き物らしさ』や躍動感、生命力を表現できているかにこだわるが、色は自由に好きなようにつけている」と平野さん。「この動物はどう描くと『らしさ』が生まれるか、と考えるときが一番楽しい。完成間近になると寂しくなる」とも。

 会場では、平野さんの原画で塗り絵が楽しめるワークショップも開催しており、参加している子どもたちは、自身の作品と平野さんの作品を見比べながら、真剣にアドバイスを受け「難しいけど、楽しい」と塗り絵に奮闘する場面も見られた。

 8月28日まで。

平野隆司 公式サイトアクロス福岡

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