地元劇団「ギンギラ太陽’s」、戦後70年企画で代表作「天神開拓史」を公演

(左から)「劇団ショーマンシップ」座長・仲谷一志さんと「ギンギラ太陽’s」主宰・大塚ムネトさん

(左から)「劇団ショーマンシップ」座長・仲谷一志さんと「ギンギラ太陽’s」主宰・大塚ムネトさん

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 福岡の商業施設や乗り物をモチーフにしたかぶりもの劇団「ギンギラ太陽’s」の公演「天神開拓史」が6月19日~22日、西鉄ホール(福岡市中央区天神2)で行われる。

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 福岡の商業施設や乗り物を擬人化したキャラクターが街の歴史を演じる同劇団。今回は戦後70年特別企画と銘打ち、福岡・唐人町を拠点に活動する「劇団ショーマンシップ」と連携。劇団ショーマンシップの仲谷一志座長らがゲスト出演する。

 同作は、過去の福岡の街にタイムスリップした「ソラリアデビル」が繁盛している博多地区に負けまいと天神地区の発展を目指して奮闘するストーリー。1945(昭和20)年6月19日の福岡大空襲を背景に、明治から現代の福岡を描く。2008年以来の再演で、2011年に開業したJR博多シティ、増床した福岡パルコなどの最新エピソードなども盛り込むという。

 「ギンギラ太陽’s」主宰の大塚ムネトさんは「岩田屋」、ゲスト出演する「劇団ショーマンシップ」仲谷一志座長は「松屋」をそれぞれ演じる。「戦後70年。福岡の街を描く劇団である以上、当時の福岡での出来事を共有することが大事では」と今回の連携が実現したと大塚さん。公演日は福岡大空襲が起こった6月19日に合わせた。

 8月4日~30日には甘棠館Show劇場(中央区唐人町1)で連携企画第2弾として、戦後の博多の街にあった、本や新聞、手紙などを検閲する「民間検閲支局」を舞台にした、両劇団の合作「奪われた手紙~福岡民間検閲局~」の1カ月公演も予定。仲谷さんは「当時の出来事を風化させないよう、演劇を通して表現したい」と意気込みを見せる。

 入場料は「天神開拓史」=3,500円、「奪われた手紙~福岡民間検閲局~」=一般3,000円・学生2,000円(当日は300円増)。

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