福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)の企画展「夏休みこども美術館2026『宇宙にいきたい』」が現在、近現代美術室A・Bで開催されている。
夏休みこども美術館は、教育普及関連企画として、「子どもたちと美術とのすてきな出合いをつくること」を目的に毎年開催しているコレクション展。今年は「宇宙」をテーマに、同館所蔵の絵画や立体作品、オチ・オサムさんの「小宇宙日記」や田部光子さんの「万有引力」など18点を展示するほか、ワークショップやギャラリーツアー、展示に関連した絵本の紹介を行う。今年のテーマについて、同館教育普及係の姜知潤さんは「子どもたちの世界が広がるような展示になればと選んだ。宇宙を想像する気持ちなどをきっかけに可能性や視野が広がり、未来に対して明るい気持ちになればと企画した」と話す。
会場について、姜さんは「近現代美術室Aには青など暗めの色調や宇宙空間を想像できるような作品を中心に、近現代美術室Bには明るくカラフルな色調やダイナミックな宇宙を感じられるような作品を展示している」と話す。このほか、今年初めての試みとして、展示室の中に、色画用紙やマスキングテープなどを使い工作する「オープンワークショップスペース」を設けるほか、日本語を母語としない人を含めた、さまざまな人が楽しめるようにと、「やさしい日本語」で作品を紹介する冊子も準備する。
併せて、「夏休みこどもとしょかん」のコーナーを設け、せなけいこさんの「うさぎちゃんつきへいく」、リチャード・バーンさんの「おつきさまがたいへんだ」などの絵本や、小山宙哉さんの「宇宙兄弟」などの漫画など、同展に関連した37冊を閲覧できるようにする。
ワークショップとして、声や体を使った表現活動を行う「宇宙とこうしん~ことばとからだで表現しよう~」や、展示室と同館のアートスタジオをオンラインでつなぎ、作品についてコミュニケーションを取る「宇宙でつうしんコミュニケーション!~作品調査に出かけよう~」を実施する。ボランティアガイドと一緒に同展を鑑賞する「ギャラリーツアー for キッズ!」も行う。参加無料。申し込みは7月16日まで受け付ける。
姜さんは「『夏休みこども美術館』に来たことがきっかけで、その後、美術館に来るようになった子どもたちもいる。今回の展覧会でも、自由に想像して楽しんで、見てもらえたら」と話す。
開館時間は9時30分~17時30分(7月・8月の金曜・土曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。8月30日まで。