福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3)で現在、特別展「福岡市博物館収蔵 幽霊・妖怪画コレクション」が開催されている。
同展は、幽霊や妖怪そのものではなく、幽霊や妖怪の「絵」について紹介する展覧会。同館が所蔵する江戸時代の作品を中心に、近年の作品を含む約100点を展示する。
会場は4部で構成。作品と併せて解説パネルも展示する。プロローグ「ようこそ、こちらの世界へ」では、屍(しかばね)と骸骨の絵を紹介。脚を組んでいる骸骨を描いた伝 円山応挙の作品「骨相図」、人間の死後を9段階に分けて描いた作品「九相図」などを展示する。
第1幕「妖怪画のこころ」では、先人たちが「おそれ」という感情を社会で共有しながら乗り越え、「楽しみ」へと変えていく様を紹介。「海坊主」を描いた歌川国芳の作品「東海道五十三対 桑名」や、鬼や獣、楽器などが化けて行進している様を描いた小方守房(おがたもりふさ)の作品「百鬼夜行図巻」、木曽義仲と義仲四天王が天狗(てんぐ)を退治する姿を描いた2代目勝川春章(しゅんしょう)の作品「義仲四天王天狗退治」などを展示する。
第2幕「幽霊画のこころ」では、美しい幽霊図、恐ろしい幽霊図のほか、コミカルな幽霊図を紹介。幕末に人気を博したという怪談噺(ばなし)の一場面を描いた豊原国周(くにちか)の作品「怪談 牡丹(ぼたん)灯籠」、男性の生首を食らう鬼女を描いた吉川観方(かんぼう)の作品「首かじり図」などを展示する。
エピローグ「さようなら、また会いましょう」では、暮らしの中で用いられてきた化け物絵や、祭りの夜に現れる化け物絵などを紹介する。源頼光が鬼の頭領・酒呑童子(しゅてんどうじ)を退治する姿を描いた作品「大燈籠絵『酒呑童子退治』」、岩見重太郎が化け物を退治にやって来た様子を描いた海老崎雪渓の作品「大燈籠絵『岩見重太郎狒々(ひひ)退治』」などを展示する。
会場入り口では、「展覧会図録」(3,080円)、「オリジナルステッカー」(440円)、「オリジナルトートバッグ」(1,650円)の展覧会オリジナルグッズも販売する。
開館時間は9時30分~17時30分(入場は終了の30分前まで)。月曜休館。入館料は、一般=1,500円、高大生=800円、中学生以下無料。9月13日まで。