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福岡市美術館で年替わりコレクション展始まる 展示空間も刷新

福岡市美術館で開催中のコレクション展「コレクションハイライト2026-27」の会場の様子

福岡市美術館で開催中のコレクション展「コレクションハイライト2026-27」の会場の様子

 福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)近現代美術室A・Cで現在、コレクション展「コレクションハイライト2026-27」が開催されている。

インカ・ショニバレCBEさんの「桜を放つ女性」

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 「コレクションハイライト」は、同館が所蔵する約1万2000点の近現代美術コレクションの中から作品を選び、年に一度展示替えをして通年で展示する企画。本年度は、戦後から現代までのアートの展開を、「創造と破壊」「生と死」など、対になる視点から紹介する。同館学芸員のラワンチャイクン寿子さんは「ジョアン・ミロやジャン=ミシェル・バスキアなど継続展示する作品もある一方、半数近くを入れ替えた。今回は重量のある作品も多く展示が難しいため、久しぶりに紹介する作品もある」と話す。近現代美術室Aへの入り口のデザインも、展示に合わせ刷新し、前期・後期のみの展示も含め、総数39点を展示する。

 展示室Aでは、「花と銃-予測不可能な地球に生きる」をテーマに、インカ・ショニバレCBEさんの立体作品「桜を放つ女性」(2019年)を展示。展示室Cは「マイナスからプラスへ-予測不可能な地球に生きる」をテーマに、4つのエリアに分け、マイナスからプラスへ至るストーリーで構成し紹介する。

 「1.怒りのるつぼ─暴力・矛盾・混沌」では、横山操さんの絵画「熔鉱炉」(1956年)や田部光子さんの絵画「魚族の怒り」(1959年)などを、「2.静かなる聖堂─祈りの絵画」は、岩窟のイメージで展示室をデザインしたといい、サルバドール・ダリさんの絵画「ポルト・リガトの聖母」(1950年)や、ジョアン・ミロさんの絵画「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」(1945年)などを展示する。

 「3.生命いずるところ─アニシュ・カプーアとオチ・オサムの宇宙」では、オチ・オサムさんの絵画「カラスウリは不思議I」(1977年)やアニッシュ・カプーアさんの版画(1988年)などを、「4.共生の明日へ─飛翔・調和・対話」は、「未来へ向かって立ちあがり共に生きる喜びを見出す」というイメージで作品を選んだといい、ザオ・ウーキーさんの絵画「僕らはまだ二人だ-10.3.74」(1974年)や塩田千春さんの立体作品「記憶をたどる船」(2023年)などを紹介する。

 ラワンチャイクンさんは「建築家や照明デザイナーなどと協力し、作品の魅力が伝わる展示空間を作っている。作品だけでなく、展示室の雰囲気や内装にも工夫を凝らしているので、あわせて楽しんでもらえたら」と話す。

 開館時間は9時30分~17時30分(8月の金曜・土曜は20時まで、入館は閉館の30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。

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